1. 5年越しの告白

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直斗「昔言ってただろ? 夢だって。」 …昔? 5年前ってこと? …夢?? 全く記憶になく、頭の中にたくさんの疑問符が浮かぶ。 直斗「綺麗な星空の下で告白されるのが夢だって。…覚えてない?」 そういえばそんなことを言っていた時期があったかも…。 でもそんな夢、今考えるとかなり恥ずかしくない!? あたしは恥ずかしさから赤面した。 直斗「だから、愛梨が帰ってきたらこの場所で告白しようって5年前から決めてたんだ。」 えっ!? …ちょっと待って!? じゃあこれは、本当の告白…!? からかわれてるんじゃなくて!? 直斗「…俺が小5の時、愛梨に好きなタイプを聞いたのは覚えてる?」 愛梨「そ、それは覚えてる…ような?」 なんとな〜くだけど、そんなことがあったような…。 直斗「俺、あの時、かなり傷ついたんだよね。」 愛梨「えっ…!?」 …あれ? あたし、なんか直斗を傷つけるようなこと、言ったかな!? あやふやな記憶を必死に辿ろうとするが、何も思い出せない。
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