-prologue- 年下幼なじみが別人に!?

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愛梨「ついに…、5年ぶりに会える!!」 あたしの名前は桜木愛梨(さくらぎあいり)。高校2年生、16歳。 今日はなんと、5年ぶりに大好きな人と再会できる日なんです!! 「月島」と書かれた表札を眺めると、さらに胸はドキドキと高鳴った。 愛梨「…よし、いくぞ!」 震える指でインターホンを押す。 「…はい。」 インターホンからは、忘れもしない大好きなはる兄の5年ぶりの声が響き、一気に緊張が走る。 愛梨「あ、…あたしです! 愛梨です!!」 「愛梨ちゃん、久しぶり。ちょっと待ってて。」 …はる兄だ! 本当に今からはる兄と会えるんだ!! 胸はさらにドキドキと鼓動を早めた。 その時、玄関ドアの鍵を開ける音が…! (…ドアが開いたら、そこにははる兄が!!) あたしは目をキラキラと輝かせてその時を待つ。 ドキドキし過ぎているせいか、ドアが開くのがスローモーションに見える。 しかし、ドアが完全に開くと、そこにははる兄ではなく、知らないイケメンの姿が…!? (…あれ? この人誰?? …はる兄は?) そんなことを考えていると、そのイケメンは急にあたしを勢いよく抱きしめた。
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