1. 5年越しの告白

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ーーピンポーン 昼を過ぎた頃、家のインターホンが鳴った。 直斗「愛梨だ!!」 はやる気持ちを抑えきれずに、俺は急いで下の階へ降りた。 しかし、時すでに遅し。 2つ歳上の兄である春斗(はると)が、すでにインターホン越しに話しをしていた。 春斗「…ちょっと待ってて。」 インターホンの通話を切ったばかりの兄貴に、俺はすごい勢いで問いかけた。 直斗「なぁ! 愛梨だろ!?」 春斗「うん。愛梨ちゃん。」 …やっぱり!!! 俺は兄貴の返事を聞くとすぐに玄関に向かって走りだした。
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