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ーーピンポーン
昼を過ぎた頃、家のインターホンが鳴った。
直斗「愛梨だ!!」
はやる気持ちを抑えきれずに、俺は急いで下の階へ降りた。
しかし、時すでに遅し。
2つ歳上の兄である春斗(はると)が、すでにインターホン越しに話しをしていた。
春斗「…ちょっと待ってて。」
インターホンの通話を切ったばかりの兄貴に、俺はすごい勢いで問いかけた。
直斗「なぁ! 愛梨だろ!?」
春斗「うん。愛梨ちゃん。」
…やっぱり!!!
俺は兄貴の返事を聞くとすぐに玄関に向かって走りだした。
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