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直斗「…いってぇ。」
頬には痛みが走るが、なぜだろう? なんだか笑顔になってしまう。
直斗「全然変わってねぇな、5年前と。」
愛梨「て、…ていうか、あんた、誰よ!?」
直斗「俺? …直斗。月島直斗だけど。」
愛梨「直斗!? そんなはず…。」
愛梨は俺のつま先から頭のてっぺんまでを何度も見た。
…無理もないだろう。
5年前までの俺は、背が低くて子鹿のように細く、女の子と間違われるくらいだった。
だけど、今、愛梨の目の前に立っている俺はというと…
身長180センチ、細身だがしなやかな筋肉のついたイケメンなのだから。
直斗「幼なじみのことを忘れるなんて、失礼じゃね?」
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