Study006: scream「悲鳴」

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Study006: scream「悲鳴」

今日はこれで終わる、そう思っていた。 背中に真崎の腕が回され引き寄せられ、夢月は一瞬ドキリとする。 抱き締められかと思ったら、真崎の指が蜜壷へと入り込んだ。 「……あ、ん」 思わず甘い声が口を吐いて出る。 圧迫感からして指は一本ではない。 果てたばかりで、内壁がビクビクと痙攣する。 「中、スゴい」 真崎は呟いたかと思うと、夢月の体を支えて机の上へと仰向けに寝かせた。 そして再び、指を差し挿れる。 「あっ………やめ」 愛液で滑る指が粘膜をこすり、ゆっくりと上下に抽挿を始めた。 鈍くじわじわと快感が湧き上がる。 真崎の指が中を掻き回す度に、体の内部から暴かれていくような感覚に抵抗を覚える。 それなのに、奥底が甘く疼き出し、本能を知らしめていくようで、夢月は固く瞼を閉じた。 真崎の息が耳元にかかり、耳朶を軽く噛まれる。 優しく触れる舌先が気持ちいい。 「………ん」 どくん、と粘膜が脈打って愛液が湧き出た。 真崎がそれを掻き出すかのように指先を曲げる。 「あっ!」 ぞくぞくと快感が走り、腰が浮く。 「快いところ見っけ」 楽しげに言う真崎の声が聞こえて、指が抽挿を早めた。 声を上げた部分を真崎が攻めてくる。 「やだ、待って………そこは、いや」 下腹部から込み上げた熱で体がどんどん熱くなる。 息が乱れ、狭い教材室に自分の息遣いと秘部の水音だけが響いていくようだ。 ぞくぞくと刺激されるたびに増していく快感が頭の中を占めていく。 「ああ、あっ、いや………」 「いや?快さそうですよ。いっぱい溢れてくる」 ぐちょぐちょとわざと水音を立てるように真崎が指を動かした。 「あっ、いや……もう、真崎くんのせい、なんだからっ」 夢月は恥ずかしくなり両手で顔を隠す。 「………ふーん」 真崎が指を抜くのが分かった。 そしてすぐに秘部に押し付けられるものに夢月は気づく。 「………え?!」 指よりも太くて熱いものに夢月は狼狽えた。 「待って、本番はなしって」 真崎の体を押し退けようとした手を掴まれ、机の上に押し付けられる。 「気が変わった」 強い力と真剣な眼差し、僅かに熱を帯びた声。 「だって、こんなだし」 真崎が指に絡む愛液を見せるように手をかざした。 さっきまで自分の中を掻き回していた指をねっとりとした愛液が伝う。 その指を真崎が舌先で舐める仕草に、吸い込まれるように見惚れてしまった。 艶かしい色気がある。 「夢月先生、可愛すぎるから」 真崎が夢月の両手を押さえ込み、覆い被さる。 秘部に圧を感じ、夢月はぞっとした。 「やだっ、やめて!」 別に意識して処女を守ってきたわけじゃない。 ただ機会がなかった、機会を作ろうともしなかった。 大事に守ってきたつもりはないけれど、だけど…… 「夢月先生」 真崎が耳朶に舌を這わせながら名前を呼ぶ。 「力抜いて……」 分け入る痛みとは対照的な酷く甘い囁き。 「………いたっ、やめ」 「力むと余計に痛いよ」 首筋から喉元に温かい舌が這い、優しく悟す真崎の声が沁み入るように聞こえた。 ぐぐ、と分け入る異物感に夢月は歯を食いしばる。 力の抜き方がわからない。 「夢月先生、ゆっくり息を吐いて」 緩々と息を吐くと真崎が合わせるように夢月の中へと這入り込んだ。 じりじりとした異物感と熱い圧迫感に夢月は小さく悲鳴を上げる。 「よく出来ました」 鼻先が触れ合う距離で真崎が言う。 覗き込んでくる瞳は、心有り気な熱を滲ませている。 「動くよ……」 キスをされそうな距離で真崎の唇が動く。 待って、と言う前に抽挿が始まり、夢月はそれを飲み込んだ。 鈍く燻るような痛みが響いて、固く目を閉じる。 真崎が関われば関わるほど分からなくなる。 強引にかと思えば酷く優しい。 欲望のまま行為を推し進めることだってできるのに、気遣いが見えてしまう。 脅されての事なのに、つい忘れてしまいそうになる。 ゆっくりとした抽挿の中に、仄かな疼きが湧き始める。 「あ………」 微かに吐息が漏れる。 「夢月先生の中が絡みついてくる」 「そ、そう言うの……やめて」 耳元で囁く真崎の声が疼きを助長する。 「なんで?すごく快いのに」 はあ、と真崎の吐息が耳にかかり、ぞくりとした。 自分の膣内が一瞬締まるのを感じる。 「……あんま煽んないで」 真崎が呟くと抽挿を速めた。 声を抑えきれず乱れた吐息と一緒に吐き出す。 もうそれしかできなくなっていた。
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