最終.白雪姫

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「あら。可愛い家主さんたちね、こんにちは。」 『思っていた姿とは全く違う小人たちに微笑み、その笑みに六人の小人はすっかり虜になってしまいました。』 うん、ここまで順調だ。 面白くないけど、特にトラブルとかはない。 白鷺さん…可愛いなぁ。 彼女の笑みに観客も魅力されている。 さすがは我が校のマドンナ。 「お姉さん、ベッドとはいえそんなところで寝ていたら、風邪を引いてしまうだろう?ここにはただ光が反射して綺麗だと錯覚してしまうただの石しかないし。」 「あ、ごめんなさい。勝手に…。」 「構わない。そんなことよりお腹空いてご飯食べたいからなんか作れ。」 「「「お前は自由だな!?」」」 ここも練習通り。 マッキーもこの役がハマっているのかノリノリだな。 小人たちと白雪姫の交流は続いた。 はじめ警戒していた小人たちも段々と白雪姫に心を開いていく。 そして舞台は切り替わり…。 「鏡よ鏡、答えよ。この世で一番美しいのは私だよね。」 『………問いじゃなくて確認ですか。』 「私だよね?」 『圧力!?』 ここは練習の時とは少し変えた。 まぁ練習の時は私がふざけていただけだが。 『……いいえ、白雪姫でございます。』 「白雪姫!?マジかよ!よし、そいつを消せば私が一番ね!!」 『(そういうところが醜いんだよ。)』 『………と心で悪態をつく鏡でありました。』 鏡の答えを聞いた魔女は早速毒入りのリンゴを作ることにした。 毒リンゴの作り方は勿論……。 「鍋で毒を自家生産して、それをリンゴに塗るだけ!○分クッ○ングより簡単!」
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