お母さんへ

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お母さん。 わたしが何を伝えたいのかと言うと、 もう嘘をついていくのは疲れたのです。 心の中のバケツ、いや金魚鉢が溢れて、 わたしそのものも流れ出てしまいそうなんです。 どうしてお母さんに救いを求めるのかというと、 どうしてもお母さんしかいないんです。 彼でもありません。 友人でもありません。 他人では違うんです。 この彼、友人、他人に嘘をつくことは わたしにとっては屁でもないのです。 ただお母さんへつく嘘はもう限界なのです。 どうかお母さんが わたしの本を読んで わたしを哀れに思いませんように。 自分を責めませんように。 お母さん。 わたしはお母さんを愛してます。 心からママを。 ゆう〆
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