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口からデマカセ
母はすごく執着の強い人でした。
それが愛だと言えば愛ですし、
毒だと言えば毒だったと思います。
よかったこともあります。
学校を休んだことも遅刻したこともありません。
提出物は必ず期限内に出していました。
そして、
門限の18:00も破ることなどありませんでした。
小学生の頃からわたしは、
わたしの家のルールの中でしっかりと
生きていました。
例えそれが他の家と何か違ったとしても、
私はそこで生きるしか知りませんでした。
どんなルールがあったとしても、
どんな母親、家族であっても、
それを不幸だとはその時も今も思いません。
私は育てていただいたのですから。
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