お母さんへ

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お母さんへ

お元気ですか? とはいっても、 たまに会えているので不自然な挨拶ですね。 入院中は沢山甘やかしてくれて、 抱きしめてくれてありがとう。 そして沢山あたり散らかしてごめんなさい。 私は今、 川のそばに座り携帯で文を打ち込んでます。 そうです。この文書です。 辺りは真っ暗で携帯の明かりが眩しいです。 お母さん。 お母さんは私がパニックを起こし暴れると 決まって「ママはなんでも受け入れる、受け止めるから」と泣きながら私を抱きしめてくれましたね。 感謝してます。 けれどその受け入れる、受け止めるは真実でしょうか。 私は母に真実を話していません。 私は幼き頃から太宰治先生の本が好きでした。 漫画や様々な小説も読んできましたが。 22歳、現在になって、 思うんです。 「恥ずかしい人生を送ってきました」と。
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