疲れた

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ

疲れた

そんな、日々もすごく昔に感じる。 小学校を卒業し、中学校も卒業。 高校は家に近い場所のそこそこの場所にそこそこの成績で卒業した。 その後、少し地元から離れた場所に就職した。 まぁ、そこそこブラックであった。 基本休みは取れる、基本定時で帰れるが、休憩は殆どなく、上司も先輩も悪い人ではないが全員が機嫌によって酷く態度が変わるため神経を使った。 友人も殆ど連絡を取らず、一人暮らしのため何処にも相談できないし、愚痴も吐き出せなかった。 そんな風にそこそこ働いていたが、なぜか唐突に疲れてしまった。 1ヶ月前、辞めますと申告し、昨日等々、会社を退社し、地元に戻ってきた。 両親に迷惑かけないようにと思っていたが、それすらもどうでも良いと思える程に、疲れてしまった。 なんとなく、それが我儘である事を知っていたし、それ以上のブラック企業もあるだろうから私の働いていた環境なんて贅沢だろう。 自分が耐えられないのが悪いのは知っている。 でも、疲れてしまったのは仕方ないと今は逆に少し開き直っている。 久々に、地元に戻ってきてこんなに長閑だったのかと思うと共に、帰ってきたのだと嬉しく思った。 家にも帰って、久々に両親と会話をして母の作った料理を食べた。 酷く、懐かしい感じがした。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!