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「ふぅん。茜の友達か?」茜ちゃんの後ろから声が。顔を上げると、いままでに見たことがないくらいのイケメンな男の子が、私の机と椅子を準備してくれていた。
「裕。ありがと。」茜ちゃんが男の子に声をかける。茜ちゃんが男の子を名前で?
「君が月島さん?茜から聞いてる。俺は嶋田裕。宜しく。」にかっと笑って自己紹介をしてくれた。
「つ、月島あやめです。宜しくお願いです。」あっ、へんな挨拶に…。
そんな私を笑いながら席に案内してくれた。
すごく優しい人だな。茜ちゃんと仲良いのかな?
最初の休み時間には、物珍しい私に話しかけてくる人がいたが、見た目が暗い私に話しかけてくる人は段々減っていった。
茜ちゃんと嶋田君が毎時間話しかけに来てくれる。
明るい性格で人気が高かった茜ちゃんは、ここでもクラスの人気者だった。
嶋田君は学級委員みたいだが、一部の人を除いて、壁を作っているみたいだ。
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