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5時間目
翌日は夏の練習の最終日。
これが終われば二学期が始まる。
「おはようございます」
部室に入って挨拶をすれば、誠一郎君が「おはよ」と返事をしてくれた。
「シロ、昨日は悪かったな」
「おう。……ちゃんと仲直りできたみたいだな」
吹っ切れた感じの僕と浩平君の顔を交互に見て、誠一郎君はフッと笑った。
「俺、マコちゃんに超愛されてるから。だってマコちゃんは俺のを飲………むぐっ!」
「うわぁーーーーーっ!」
最後まで浩平君が言う前に急いで浩平君の口を塞ぐ。
俺のを飲んじゃうくらい愛されてるとか言われたら、恥ずか死ぬじゃないか!
「おはよー。朝から何遊んでんの?」
平岡君が今日も爽やかに登場してくれて、明日からの新学期の話に話題が変わって助かった。
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