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彼は振り向いき、アタシに
向き直って両肩を掴んできたっ
神嵜 時雨
(カンザキシグレ)
「みずね、キミは気づかないんだろうが
あの野郎は毎日、毎日…
キミの尻を見てるんだ
Tバック×ミニスカの服装を
強要してるオレにも責任があるが…
もう我慢の限界だ!
あのコックはクビにする…」
有無を言わさせない強い眼差しに
アタシはなにも言えなくなっていた…
アタシ
光城 瑞音
(ミツシロミズネ)
「ちょ、朝食は…どうするんですか?」
彼は深呼吸して
アタシの両肩から手を離す。
神嵜 時雨
(カンザキシグレ)
「朝食は、面倒だが…自分で作る…
あのコックにそのうち
毒でも盛られたら嫌だしな。」
そっか…あの、コックさん
その気になれば…
神嵜さんに毒を盛れるんだ…
アタシ
光城 瑞音
(ミツシロミズネ)
「これからの朝食、わたしに
担当させてくれませんか!」
すごいこと言っちゃった…
神嵜 時雨
(カンザキシグレ)
「キミが…?ふん…オレを
満足させる料理を作れるのか?」
挑発めいた神嵜さんの笑みに
怖じ気付きそうになる…
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