終章

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   そぼ降る雨の中、(コー)さんに送って貰った新居は真っ白な外観のマンション。天気がいいとさぞかし眩しいだろう。  室内の白い壁も天井も、陽が射し込めば強制的にメラトニンの分泌が止まること請け合いだ。体内時計リセットだ。でも。 「青いカーテン!ファブリック!」 「便器も浴槽も青色だぞー(掃除が大変だけど!)」 「嬉しい!目がシバシバしない!」  大きな目。更に瞳孔を大きくした由貴が愛しい。背後から腰を抱き取ると、胸に体重を預けてくれるのがまた愛しい。 「股間が意味ありげに固くなってる」 「しょうがない。大好きなんだから」 「ずっと?」 「うん」 「俺だけ?」 「当たり前だ」  
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