幼なじみと先輩があますぎる。~キミとスイーツな時間~共通話 1

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幼なじみと先輩があますぎる。~キミとスイーツな時間~共通話 1

静まり返る教室に鳴り響くチャイム。 それを合図にクラス中から歓喜にもため息にも似た声が一斉にもれる。わたしも肩を上下させながらふうっとひとつ短く息を吐いた。 後ろの席から送られてきた答案用紙を受け取ると、自分の答案用紙を重ねて前の席に座る小春ちゃんに渡す。期末考査すべてのテストが終わった。 これで今までがまんしていたことを解禁できる。 難しい数式も暗記された歴史もアルファベットもすべて排除して、頭の中は明日から何をしようと楽しいことであふれてくる。 「やっと終わったね」 小春ちゃんの頭の中もすでに楽しことでいっぱいなのかパッとまぶしい笑顔で後ろの席のわたしに振り返りながら告げた。
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