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競合心理
『競合心理』という“マーケティング用語”を知っているだろうか。
量販店などの立地条件の一つである。
ある場所に店舗を開く時、“あえて”似たような、もしくは商材やターゲット層の同じな店を開店させる事がある。
『そんな事をしたら、お客を取り合って、店単体の売上が悪くなるだろ?』と思うかもしれない。
確かにそういう場合もある。
だが、多くはそうならない。
近隣に類似店が在ることで、そのエリアが外からは『○○を買うなら、あそこら辺だ』と“ランドマーク化”する傾向がある。
また、近隣に同じような店が在ることで、価格や品揃え、サービスなどを向上させようとする“相乗効果”もある。
つまり、競い合わせる事で、そのエリアを利用する顧客には大きな利益を得る事ができる。
いろんな場所で『○○横丁』とか『○○専門店街』があるのは、こうしたわけだ。
ただ一店舗あるだけでは、その店はお客のニーズに叶わない。
争い、競う事で、洗練され、技術を研き、“お客”の要望に添えるように変化する。
それが、『競合心理』だ。
それは、『店舗』に限った話ではないのだった。
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