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「__たい!」 「_なにごと___つは!」 「__ん外だ!」 いやーな夢を見た。施設に放り込まれる前の苦い苦い記憶。おはよう憂鬱な世界。 White wallのエネルギー射線がもろ当たりした記憶。痛かった。その後に発動した俺の能力。化け物扱い、冷たい目。思い出したくなかった。あの時僕ははいくつだったっけ__? 「_い、おい、零!」 「!??…………か、かいる……海瑠か……」 「今ずっと泣いてたぞ。起き上がってから何をしだすのかと思ってたら泣き始めたんだから。」 とルームメイトで施設仲間の海瑠は顎で示す。よくよく下を見ると手やら寝巻きやらがしっとりと濡れていた。 「__くぁーあ。お前も早く準備しろよ。……なぁ零こっちとこっちのピアスどっちがいいと思う?」 朝からばっちり決めようとしている海瑠__人外ナンバー02。黒髪短髪に生まれつきと言う青のメッシュ。今どきの髪型をした長身の一見チャラ男__が聞いてくる。 「しるか。つけるな。」 「ざけんな。つけてない俺は俺じゃねぇ!」 「はいはい。飯食べに行くだけでもいるんだな。」 「もちろんだ。」 __お腹が減った。 「行くぞ零。」 「待ってって。」 髪をかきあげ眠たそうな声を上げながら先をゆく海瑠について行く。
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