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4話
全くの白い空。(もっとも、空と称していいのか不明だが)青い空が懐かしい。
俺は大好きなタコヤキを食べながら白壁を見る。
嗚呼。すまないなあ。此の体の持ち主よ。本当の体だと、タコヤキ食べられないのだよ。
俺はタコヤキ。自身の意識をほかのモノに移せるんだ。所謂、宇宙人。別の星のモノだ。
懐かしい思い出を一つ。俺が始めて人助けをした話さ。
朝起きたら白壁が出来てて、却説どう帰ろうかと考えていたとき、近くに生物反応が一つしかないのに気づいた。
其処は、昨日までは、大都市だったのに、一人の少年が真ん中あたりに突っ立っているだけだった。少年は、年に似合わない白髪だった。
少年は俺に気がつくと、襲ってきた。まあ、俺がちょっぴり意識をのっとって止めてやったさ。
少年は、泣きながらころしてしまったと言い続けてた。だから俺は俺の故郷の進んだ科学と、俺の能力と、を使ってリミッターを創ってやったのさ。
えーと。簡単に言うと、目玉を彼の能力で改造した……と言う感じかな。
少年は零といった。空気や原子のレベルで性質をコピーするのだから最強と言える。
ぴかー__
白壁が光った。
なんだ?
いやな予感がする。
俺は水蒸気などをつたって白壁にむかった。
最強の少年の危機を俺の一部のカクテイがかんじとったからだ。
タコヤキが空を飛ぶ。聞こえはウケる。実際は地球の危機を表していた。
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