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“案内して”なんて言葉では言っていながら、私の腰をしっかりとその細長い両手で囲って寝室へと押し入ってくる。
器用に寝室の扉を開けたと同時に私をベッドへ押し倒した。
「雄飛アンタ、いい加減にして。今すぐ退いて。じゃないと本当に怪我するよ」
「みっちゃんにやられる怪我ならいいかも」
「……っ」
「ねぇ、美優。本気になるところ間違ってない?」
「意味分かんないこと言ってないで退けてってば!アンタとこうやってる今が間違いでしょうが!」
「……じゃあそれでもいいや。今日、そのマチガイを起こしちゃおっか」
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