クッキングアシスト

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半信半疑の気持ちがそのまま顔に出ていたのだろう。高城くんは何かを悟ったように小さく「あんたはちゃんといわな分からへんか」なんて呟いた。 それを受けて私は間近に迫って来た高城くんにドキドキしっ放しだった。 「めっちゃ好きやねん。俺と付きおうてくれへん?」 「た、高城…くん」 「えぇ加減、雅哉って呼んでや」 「!」 「俺もあんたのこと、名前で呼びたいねん」 「~~~!」 (ひゃぁぁぁぁぁ──!!) 一体全体どうしてこんな展開になったのか私には全然解からない。 でもやっぱり美味しいものは……美味しいものを食べると笑顔になって、その笑顔が幸せを運んで来てくれるのだろうなと思った。 私はこれからも美味しいもので好きな人を含めた沢山の人を笑顔にしたいと、そう強く思ったのだった──。 クッキングアシスト(終)
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