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「あれぇっ!?あの鏡って―、、
そこにあったっけ?」
陽咲は簡易更衣室の向い、ロッカーと反対側にある棚の上を指差して、二人に聞いた
「んっ、、?そういえば…、」
「何処かに掛けようって言ってて、玄関脇に置いてあった気がする、」
姿見までいかない小さめの長方形の鏡、
昨日までは、玄関近くにあった
「…その場所、、」
陽咲は椅子を動かしてみたりした後に
立ち上がり斜め前から鏡を見る「ここから、
こーいう角度で――、こういって、、」
3人の仕事用の机とは別の長机の前まで来て、少ししゃがんでみせる
パイプ椅子があるのだが、あえて座らずに。
「なに?社長が良く座る椅子だから座らないの?」
杏美は笑っていた
「―ここから鏡越しに着替え覗いてそう。」
陽咲の視線の先の鏡には更衣室の仕切りのカーテンが映っており、隙間も見えていた
「ええっ!?嘘っ!!」
「キッショ!!…ヤバッ」
二人が騒いだ
陽咲も自分で言ってから、「きもっ」と
思わず叫んだ
そう考えると、もう『覗いていた』としか思えない――。
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