渡り鳥の憂鬱

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私達は、広い海の上を列を成して飛んでいる。 その先頭をさっそうと飛んでいるのがリーダーのカモーン。 カモーンは若干、気難しいけど迷う事無く 私達を誘導してくれるから頼もしい。 カモーンの前にリーダーをしていた翔は、方向音痴だった。 ニッポンの「トウホク」に行かないといけないのに海に浮かぶ、ちっちゃな南の島に着いた事があった。 あん時はみんな泣いたね。 「ここ、どこだよ」って。 そんな事考えていると、隣を飛んでいた友達の愛姫飛(アイカ)が話しかけてきた。
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