ケダモノたちの祭典

1/30
401人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ

ケダモノたちの祭典

自分の体が他の人とは違うのだということに気がついたのは幼稚園児の時だった── 「きらちゃん、どうしておちんちんがついてるの?」 「え、どうしてって?」 「あ、ほんとうだ。きら、おんなのくせにちんちんついてる」 「おんなのこはついてないの?」 「ついてないよぉーほら、あかねのみてみて」 「……ついてない」 「ちんこはおとこのものだぞ!おれのようなりっぱなおとこにしかついてないんだ!」 「……ちんこはおとこのもの」 家が隣同士で生まれた時から幼馴染みだった双子の紫苑(しおん)朱音(あかね)兄妹とひとりっ子の私はいつも一緒に遊んでいた。 私たちが幼稚園児の時。 双子の家にお泊りした夜、初めて三人で一緒にお風呂に入った時に其れは発覚した。 普通の女の子にはついていないものが私にはついていたのだと其の時初めて知ったのだ。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!