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俺とサヤメと妹の名月の3人は、それぞれ自分の自転車で一緒に高校に向かう。
あと1週間もすれば夏休みになる。
夏服を着た女子高生の姿は、冬服と違い肌の露出が多くて良い。
2、3年生ともなると、スカートの丈が短く、ちょっとした事でパンツが見えたりする。
妹の名月は、まだ1年生なのでスカートの丈は膝まであるが、サヤメの方は太ももが半分以上見えている。
その上、サヤメは制服の上着の中には、ブラジャーしか付けてないのでピンク色のブラが透けたり、上着とスカートの間からはオヘソが見えたりしていた。
高校2、3年生の女子には普通に見られる服装なので、サヤメだけが特殊な格好をしている訳では無かった。
スケブラは男性には嬉しい事だ。
でも、俺達共学の高校の通う男子が高3にもなると、スケブラは見慣れたので何とも思わなくなってきていた。
高校に着いて駐輪場て自転車を降りる時に、女子のパンツが見える事があるのは、最高な気分になっていた。
今日もサヤメのパンツが見えた。
ブラと同じピンク色だった。
妹の方は学年が違うので学年毎に別れている3年生の駐輪場から姿は見えない。
妹のスカート丈は長いので、きっとパンツは見えないだろう。
いつものように今日の夜、妹が風呂に入った後の洗濯カゴの中を見て確かめてみよう。
毎日チェックしているが、毎回小さなオシッコのシミを作っているので、良く拭けてないのだと思う。
その部分を口に含んだ時に、匂いと味がオシッコなので間違いない。
シミの事を直接妹に言う事が出来ないからか、小学生の時からずっと変わってなかった。
「ねえ、新、また名月ちゃんの事を考えていたでしょー」
ドキッ!鋭いな。流石、幼なじみ。
サヤメは頬を少し膨らませながら、わざとらしく怒っているポーズをしている。
その表情も可愛い。
「そんな事は無いよ。俺はサヤメの事しか考えてないから」
咄嗟に嘘をついたが「本当にー?」と疑っている。
それを誤魔化すようにサヤメの肩を抱いて校舎に向かった。
教室には、半数近くのクラスメイト達を居た。
「オースッ」と適当に挨拶すると、俺は男子グループの1つに混じる。
サヤメも数人の女子に話し掛けていた。
男子達はスマホの画面を見せ合っている。
そこには、パンチラの画像が画面に写し出されていた。
このクラスの女子のパンツを見て、誰か当てるゲームをしていた。
教室内で適当に写真を撮れば、かなりの確率でパンチラ写真が撮れるらしく、それをゲームにしていた。
何百枚もの写真があるので、クラスの女子全員分は有りそう。
先生が来るまで、そのグループは盛り上がっていた。
意外と正解しないものだ。
パンツだけで誰だか分かるのは変態だろう。
俺は変態じゃないので正解率が低いのだ。
正解したのは、サヤメのパンチラ写真だけだった。
つまらない授業が終わり放課後になると、部活に入っていない俺とサヤメは自転車置場に向かった。
妹の名月も部活に入ってないので一緒に帰ろうかと思っていた。
しかし、妹は友達と寄り道をして帰るみたいで妹と別れて2人で帰ることにした。
「ねえ、新。私達もどこか寄り道しない?」
サヤメは、どこか行きたい所があるのだろうか?
「いいけど、どこに行く?」
「そうねー。どこが良いかなー」
特に決めてなく思い付きで言ったのか。
行先を考えていたサヤメは、何かひらめいた表情を浮かべた。
「じゃあ、ソフトクリームでも買ってたべない?」
「ああ、あのコンビニか?新作ソフトが狙いか?」
「えっ?新作出たの?じゃあ、そこに行こう!」
なんだか適当だなー。と思いつつ自転車でコンビニに向かった。
新作ソフトを食べるのかと思っていたが、サヤメが注文したのは定番のパフェだった。
サヤメは俺が注文した新作のソフトクリームを一口貰うつもりのようだ。
この新作ソフトが美味しかったら、次回来た時に注文するらしい。
イートインコーナーで買ったばかりのソフトクリームとパフェを一口づつ、あーんして食べさせ合う。
ちょっと恥ずかしかったが、両方とも美味しかった。
ご馳走さま。
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