リアルな夢

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高校生3年生の俺達にとって、三学期の後半ともなると、暇潰しで学校に来ているようなもの。 殆どの者が進学や就職先が決まっている。 俺と彼女の瑠璃(るり)は同じ大学に進学するのが決まっていた。 俺達が進学する学校は『王立魔導学院彩玉校(おうりつまどうがくいんさいぎょくこう)』で、レベル的には普通の魔法学校。 魔法学校を二年間通い、その後は冒険者に成ってモンスター退治で生活する予定だ。 クラスで何人か試験に落ちて学校が決まってない者や、その人を指導する先生だけが焦っているが、俺にはどうすることも出来ない。 今日も隣の席に座ってる奴は、授業を聞かずに必至で受験勉強をしていた。 そいつは、俺より少し頭が良いんだけど、受験で落ちたのは高望みし過ぎたからだった。 俺と同じ大学だったら余裕で合格していただろう。 まあ、そいつが行きたくて勉強をしているのなら、俺は邪魔をしないよう普通に授業を受けるだけだ。 次の授業は体育だけど、たぶんそいつは体育の授業を休んで教室で勉強をするのだろう。 先生も受験合格を望んでいるから、体育の授業は免除されるはず。 学生服を脱いで体操服に着替えると、瑠璃(るり)と一緒に体育館へ向かった。 廊下に出て少しして隣を歩く瑠璃(るり)が俺に質問をする。 「ねえ、(あつし)、さっき着替えている時にリンちゃんのことを見てたでしょ?」 俺の名前は『一月(ひとつき) (あつし)』高校3年生の18歳だ。 リンちゃんとは、俺の後ろの席に座る女子。 その女子が学生服を脱いで体操服に着替えところを見ていたと彼女の瑠璃(るり)がヤキモチをやいているみたいだ。 「ねえ、何で黙ってるの?(あつし)」 不機嫌そうな表情で俺を見ているので、正直に答える。 「ごめん、つい、見てた」 もしも嘘をついたり、誤魔化したら怒るので言うしか無かった。 リンの着替えを見ていた男子は俺だけでは無い。 それは、女子の平均的なバストがAかBなのに、リンはCもある。 彼女の瑠璃(るり)は、年齢標準と同じAだ。 クラスの女子の2割も何の膨らみも無い子がいる中で、リンのCはデカイ! だから、つい見てしまった。 俺や瑠璃(るり)の身長は平均身長と同じ148センチだけど、リンは、平均より高い152センチもあり、大柄な体つき。 1つ年上の女子大学生と同じぐらいの体型をしていた。 やっぱりCともなると、ブラジャーをしているのだと思い、リンの体を見ていた。 クラスの女子でブラジャーを着けているのはリンだけなのは、この後の体育の授業で分かると思う。 汗で濡れた体操服が透けるのは確実だから。 「私もブラジャーを着けた方が良い?」 瑠璃(るり)の表情は真剣だった。 俺がリンの大きな胸を見ていたのに、ブラジャーの方を見ていたのと思ったようだ。 瑠璃(るり)が体操服に着替える時に、学生服を脱いで上半身裸になったのも見ていたので「まだ早いんじゃない?」と答えた。 「そう?」と不安そう。 「だって、瑠璃(るり)より大きなBサイズのアイツラだって着けてないじゃん」と前を歩く同じクラスの女子2人を指差しながら言うと「そう?そうだよね」と彼女は笑顔を取り戻した。 18歳になると、ブラジャーを着けるか着けないのか女の子は迷うらしい。 俺としては体育の前後に着替える女子達の胸が何も隠れずに見える方が良い。 他の男子だって、そう思うはず。 そう思っているのは俺だけかな?
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