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今日の授業が全て終わり、下校の時間になった。
俺は、いつも通り彼女と姉の3人で帰るつもりだ。
3人とも目的地が俺の部屋だから一緒に帰るのは当然だと思っている。
高校から家までの距離が1キロも無いので、ゆっくり歩いても20分で到着する。
中3の時、進学先をこの高校に選んだのは距離の近さが一番の理由。
学力的に普通の高校だったからさ、俺に合っていたので丁度良かった。
お喋りをしながらダラダラ歩いていると俺の家に着いた。
お喋りをしていたのは彼女と姉が中心で、俺は相槌担当だった。
3人で俺の部屋に入ると、姉がタンスの引き出しを開けた。
この部屋は姉の柘榴の部屋でもある。
姉は自分のタンスの引き出しから黒のレースのパンツや服を取り出すと、濡れた体操服が入っているバッグを持って部屋から出て行く。
体操服は洗濯するのにバッグごと持っていき、パンツと服はシャワーを浴びた後に着る為に持って行ったのだろう。
俺は自分の部屋の中で私服に着替えると彼女を部屋に待たせて、台所にお菓子と飲み物を取りに行く。
いつもの事なので3人とも何も言わずに行動していた。
トレイに乗せたコップにオレンジジュースを注ぎ、お菓子も乗せて部屋に戻る。
今日は、いつもと違って瑠璃は恥ずかしそうにモジモジしていた。
テーブルにトレイ置くと瑠璃は「ねえ、睦、シャワー浴びて来てもいいかな?ほら、体育の授業があったじゃない?だからさぁ」とモジモジする。
俺は少し悩んだ。
彼女の汗の匂いを楽しもうか、一緒にシャワーを浴びてイチャイチャしようかと。
汗の匂いを楽しんで変態扱いを去れても困るので、シャワーを浴びる事にした。
瑠璃と手を繋ぎ風呂場に行くと先客が居た。
俺の双子の姉、柘榴だ。
そんな事は俺達2人は気にせずに服を脱いで風呂場に入っていく。
子供の頃は、よく3人で風呂に入ったものだ。
風呂場入ると柘榴は俺に「背中を洗って」と言うので、俺は手にボディーソープを付けて泡立てると柘榴の背中を撫でて洗う。
それを見た瑠璃は自分で泡立てたボディーソープを胸に付けると俺の背中に擦り付けて洗い始めた。
Aサイズの柔らかい物が当たり気持ち良い。
姉の背中を洗い終えると、姉の柘榴が自分の胸にボディーソープを直接掛けて「背中を洗ってくれたお礼」だと言って、俺の胸に当ててくる。
これまたAサイズの物が当たり気持ち良い。
ヌルヌルのボディーソープが泡立つ前に、お腹まで垂れてくると、姉はお腹も当ててヌルヌルさせる。
俺の前には姉の柘榴、背中には彼女の瑠璃が自分の胸やお腹を使って俺の体を洗ってくれている。
めちゃくちゃ気持ち良い。
気持ち良さにピョコンと元気が出て来た。
姉は、元気な部分を軽く掴み上下に動かし洗い始めた。
すると、背後から手が延びて瑠璃も一緒に洗ってくれる。
2人の指が複雑に絡まり更に気持ち良くなってくる。
姉は片足を上げて薄く生えている部分近くの溝に合わせ始めた。
コレってマズイのでは?と思いながらも、姉の親切な行為に甘えてしまう。
ズプゥ
小さなオナラのような空気の音が聞こえた。
ぷーぅ、ぷっ。
間違い無く聞こえている。空耳では無い。
姉の柘榴は嬉しそうな表情で「入っちゃったね」と言って俺に口付けをした。
姉がこのような事をするのは始めてでは無い。
月に何度か行っている。その時は、必ず彼女の瑠璃も一緒にいる。
2人は事前に打ち合わせでもしている感じで俺にしてくれる。
それなら俺は姉の体を隅々まで洗うしかないと、腰を振って奥まで擦り付けていく。
それから3分もしない内に、ボディーソープに見た目が似ている新しい物を姉に出していた。
「私にもやって!」と瑠璃が場所を交換する。
直ぐにでもやってあげたいが、少し時間が欲しい。
疲れていた所が徐々に回復し元気になると、まだ回復しきってないのに始めて来た。
瑠璃は、我慢出来なかったのだろう。
そうなった彼女は、俺の事を「お兄ちゃん」と呼ぶようになる。
なぜだろう?俺の方が誕生日が少し早いから?でも、違う気がする。
彼女に「お兄ちゃん」と呼ばれると懐かしいと思ってしまう。なぜだろうか?
もしかしたら、幼い頃に「お兄ちゃん」と呼ばれていたのか?
それは違う気がする。
「お兄ちゃん」と彼女に言われると、夢の中の妹が目に浮かび、その世界での事を少し思い出していた。
今の彼女と見た目の年齢が同じぐらいの時に、今と同じ様な事をしてしまった事を。
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