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人間の身長以上ある巨大な唐なんとかって高級壺を、椅子に上って鼻歌を歌いながら拭いていたら、突然ケツが風に晒されたような感じがした。
ん?と首を少し捻るとふわりとメイド服のスカートが捲れあがっているじゃないですか!!
パンツ丸見え!パンダ柄のボクサーパンツ!!
それも自然現象じゃなくて人為的!だ、誰、俺の後ろに佇んでるこの髭もじゃ……うあーー銃を持ってる!?俺に向けてるっ!
「うわっな、なななななに?ど、泥棒…変態、痴漢!?」
「ぶっぶー全てハズレだな。ってか新しいメイドさんなの、君」
前髪もじゃもじゃで目が見えない。もじゃもじゃが話してるみたいだ。
「おや、あなた様はもしかして、理玖――様でしょうか!?」
りく?うーん何処かで聞いた名前……んー、最近どこかで。
「ああ。ただいま、峰さん」
ヨッと片手をあげ、この屋敷では一番の年配メイドの峰さんに挨拶をするもじゃ髭……。
「きゃーーー!泥棒だわ、強盗だわ!!」
多くのメイド先輩が叫んでる。って、え、やっぱり泥棒?変質者、あ、強盗!?
「まって違う違う!……ここの主が半年ぶりに戻ったのに強盗呼ばれは悲しい。それにしても室内にしても少し動くだけで汗が絡まって嫌になるな…この国は暑すぎるよ、これは銃型扇風機おれが作ったんだ、携帯に便利そうだろ?」
じゃあ、俺のスカートは銃型扇風機の風で捲り上がってパンツが晒されたんだな……!
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