0人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
私は何がしたいのだろう。
何をすれば良いのだろう。
自分の存在意義は?何のために生きている?
そんなことをぼーっと考えながら、
道を歩いていた。
大量の人間がいた繁華街をぶらぶらしていたはずなのに、いつの間にか人通りが少ない。
全く知らない道なのに、自分の居場所を探すように、何かに導かれるように進んでいる。
自分はどこに行こうとしているのだろう。
ふと、ある建物が目に入った。
何故か目を離すことができない。
周りの人は何も無いように素通りしている。
だけど、私にはすごく落ち着くような、
初めて来たとは思えないような、
不思議な感じがして、素通り出来ない。
近づいてみると、門の前には「petit jardin」 というボードがかかっていた。
門は開いていて、扉の前までの道や建物の壁にはお花がたくさん咲いている。
ここは何なんだろう。
最初のコメントを投稿しよう!