17人が本棚に入れています
本棚に追加
先生の左片手上段からの打ち…っ!
俺の右手中段半身からの持ち替えて
左片手突き....ッ!
確実に捉えたと確信したのに…!!
たちまちのうちに先生の右手に
構えた小太刀がうねる
そして....
はぁはぁはぁ....
次第に落ち着く呼吸と鼓動
「…お前…長瀬だったな?
二刀流やるなら太刀と小太刀
…持ってきたよな?」
聞かれた
「アッ!ハイ」
俺は竹刀袋からかなり前に作って
真似事で数回振るった竹刀をだして
相葉先生の前へ....
手にしてニコリとする先生
「良く出来てる…
まずは竹刀からだな…
今夜は俺の竹刀で構えてみろ」
えっ!つまり俺....弟子入り許された?
この日から俺の終わりのない
二刀流の修行が始まった
八時半までみっちり
基礎を叩き込まれた
もちろん先に稽古した疲れが
出てきて辛いけど....
だけど....その疲れは自身の為になる
それを思うとますます気合いがはいった
最初のコメントを投稿しよう!