田舎のおっさん異世界へ 〜やがて神となる〜

神になる

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　今日も村外れさある田んぼさ行って、水の管理して草毟って。
　肉食いでがらまだ鳥でも獲ろがなーなんて考えでらった。

　す(し)たば村の方がら叫びながら走ってくる村人いだがら、オラも走って近付いだ。

「なすたなだ(どうしたんだ)！？」

「はぁ、はぁっ……　カズオさんっ……　村が……　村さ山賊の一味がっ！！」

　オラぁ迷わず走り出す(し)た。
　この村でも聞いだ事はある。
　山賊っちゅーのは村人ぁ皆殺しにして何でもかんでも奪ってぐ極悪非道な人間達。
　何人いるがは知らねのも、村の皆んなどご守らねばでぎね(いけない)。

　ノルドさん家は大丈夫みでんたがら通り過ぎよが(ようか)……
　んだのも避難さねば危ねがもす(し)れね。

「ノルドさーん！！　山賊来てららす(し)がら逃げでけれーーー！！」

　家さ向がって叫んで走った。
　家がらノルドさん出で来たみんた(みたいだ)のも、止まってる時間はねぇ。