部活

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部活

次の日、、、 プリントを頼りに部室に行った僕は愕然とした。部活が狭すぎるのだ。別に部屋が狭いとかそういうことではないたんに本が多すぎるのだ。本のタワーがいくつもできていて全てに壁に本棚が設置されているのだがそれも全て埋まっていた。本だなはかなり古いのか横板が曲線を描いていた。教室の真ん中に二つ長机が置かれていて無造作に置かれたパイプ椅子とたった一つのキャスター付きの椅子に先輩がは座っていた。 「おっ、ちゃんと来てくれた」 「こんにちは」僕はちょっと頭を下げ部屋に入る。 「他の人はどこにいるんですか?」 「えっと、、、、いるっちゃいるけどいないっちゃいないのよアハハ」 「、、、それって幽霊部員ってことですよね?」 「ザッツライトまさにその通り君は頭をがいいねー。あっでもたまに来るよ」 「そうですか。、、あのー先輩って名前なんていうんですか?」 「私は天野 芽衣 読書とお菓子が好きだよそういう君は?」名前を聞かれた天野先輩は名前を覚えたての子供のように嬉しそうに答える。 「僕は相戸 秀 バスケ部です」 「おけおけシュウくんね、他の二年生は 峯 美雨 この人はバスケ部と兼部ねショートカットでカッコいい人よ私の親友多分今日来るよ、 真行寺 凛 この子は双子の兄がいてテニス部と兼部してくれてるの、 龍層 千代 ざっ和風みたいな感じの子よ これで終わりよ」 「兼部ばっかりじゃないすか」 「だってー文芸部潰したくなくて名前だけ貸してって入ってくれた人たちだもん、みんなには自分の部活優先していいよっていってあるからみんな忙しくてなかなか来れないの」 「龍層さんはなんと兼部してるんですか?」 「千代ちゃんはね弓道部よとってもかっこいいんだよ。そこで提案だが私以外はほとんど部活に来ない部長は私だけど副部長が適任が見つからないということで君副部長ね」 先輩がにっこり笑ってそう言った 「えっ他の一年生はいるはずでしょそこから選びましょうよ、というか今まではどうしてきたのですか」 僕は副部長になりたくなかったので必死だ。 「残念ながら今年の一年生はキミが最初で最後だ来年部員集めがんばってね今は一応美雨ってことになってるけど兼部してる人って役職についたらダメってなってるしもしなるなら運動部の方って決まりがあるから仮副部長ってことになってる」 「それじゃ今のままでよくないですか?仮副部長で」 「それがダメなんだな、今年までに確定の部長副部長を決めて提出しないと文芸部廃部になっちゃうの。とうことで副部長よろしく」 「、、わかりましたよ」ここまで理由を言われると反論もできない。 「んじゃ活動について説明するね 基本的に平日は休みなし」 「休みなしって無茶ブラックじゃないすか」 そんな僕の言葉に構わず先輩はつづける。 「月曜日と金曜日は自由な日でその辺の本を読んで研究するのそれ以外は文章力を鍛えるは覚悟してなさい」 「文章力を鍛えるってどうするんすか?」 「それを今日やるのよ、今日は単語小説っていうのをするは、基本的にこれがメインよ私が単語三ついうからそれを盛り込んで小説を書いてわかった?」 「はい、、、」 どんどん進む天野先輩の説明に僕は頷くことしかできなかった。 「じゃあ、、お題は「手紙」「猫」「水」で50分くらいでできるよね」 「天野先輩、無理ですよ僕そんな文章力ありません」 「ないなら今からつけるのみさぁペン持って書く」 この時僕はなんて部活に入ったんだろうって思った。
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