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たった3秒
相手側の信号が赤になって自分側が青になる前に歩き出す人がいる。
そもそも交通信号は何のためにあるのだろう。事故を起こさせないためのものだ。だから罰則もある。
事故を起こさせないためにはどうしたら良いか。どっちも動かない方が良い。
これは自動車教習でも学ぶ事だ。
そこから導き出せる信号の真の目的とは、歩かせることでは無く『歩かせない事』なのだ。
つまり、信号の真の機能は赤を出す事にある。
青は『進め』では無く、『進んでも良い』でしかないのだ。
向こうが赤だから進んでもいいなんて理屈は当然ない。と言うか赤が出ている間は『進んではならない』。
にもかかわらず勝手にルールを作って超えてはならない一線を自分の都合でずるずる動かす人をよく見かける。
犬でさえ『待て』『お預け』位できるのに…。
小さな事に思えそうだけれど、ここが盲点。
こういうのを些細な事とし、良心の呵責を失えば次はもう少し大きな違反に対し抵抗が薄れる。自力で一線を動かせる人だからどこまでも都合よくしていってしまい、最後には『俺は悪くない!』とか本気で言い出す…。
3秒くらい待ちましょう。
その3秒が惜しいなら5,6歩駆け足したら追いつきます。
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