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プロローグ？
「飽きた」
公式大会で最後に呟いた彼の一言だ、VR機の中でも最難関と言われたFPSで、魅せプや縛りなどで配信していた彼のゲーム人生で、常に刺激を求めた結果TOPになっていた、いやなってしまった、
LIVE(48000)の視聴者が大会の行方を見守る中でスナイパー縛りをする彼は正真正銘のバカと言われていた、彼の跳弾テクニックは誰にも真似出来ず、ここまで残って来れたのは努力の賜物だろう、誰もが疑わなかった、いや、疑えなかった
「チェックメイト」ラストのサシの勝負の中でそう言った、敵は建物の中から様子をうかがっている、こちらにきずいていない、木の上から狙撃している彼はこのマッチで26キルしている、相手はゼロキルで芋ってるだけだ、漁夫でも狙ってたのであろう、
最終盤面で窓から顔を出した時スナイパーに頭を抜かれた、呆気なく終了した大会だがLIVEでは大盛り上がり、前代未聞の3連覇なのだ、しかし、彼は終わってみればこんなもんか、と嘆く始末、
優勝のインタビューで「この大会で引退するんで今まで配信見てくれてありがとー！今回の景品使って新しいゲーム始めるんでそっちもみてくれよな！」
「うぉぉぉぉぉぁ！」
「着いていくぜきち砂の兄貴！」
「え、、、やめちゃうの、、」
色々と悔やまれる中彼は新たなゲームを始めるのであった、、、
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