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渚さんは空をじっと眺めている。
僕は渚さんに近づいて聞いた。
「ここで何してるの?」
「空見てるの。隕石がやってこないかなと思って」
「隕石見える?」
「まだ見えない。で、何の用?」
そうだ、僕は渚さんに告白しに来たのだった。どう言おうかな?
「ねぇ、渚さんは好きな人とかいるの」と僕は言った。
「うん。いるよ」
マジか。この展開はちょっと予想してなかった。僕は冷静に聞いてみた。
「好きな人いるんだね。意外だった。あんまり恋愛に興味ないかなと思ってた」
「よく言われる。渚は恋とか興味なさそうって」
「それでその人は誰なの?」
「君だよ」と渚は言った。
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