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 朝食を食べ終わると僕は学校に向かった。最寄りの駅に着くと定期券で改札口を入り電車に乗り込む。朝の電車内は思ったよりも空いていて僕は席に座れた。ホッと一安心すると、目の前に片桐さんが座っていた。  片桐さんは僕を見ると、軽く微笑んだ。僕はどうしていいか分からず曖昧に微笑んだ。 電車で学校の近くの駅まで二十分だ。僕はただ静かに座っていた。  電車が到着すると、片桐さんと僕は立ち上がった。僕が電車から出ると片桐さんが声を掛けてきた。 「一緒に学校まで歩こうよ」  僕は嬉しい気持ちを悟られまいと言った。「いいよ」  そうして僕と片桐さんは二人で学校へ向かった。  駅から学校まで歩いて十分ぐらいだ。
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