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あなたは世界の終わりについて考えたことがあるだろうか?
その原因はなんだろうか?地球温暖化?核戦争?食糧危機?世界大恐慌?
全部ハズレ。
正解は巨大な隕石が地球に落下するでした。そうなのだ、地球に隕石が衝突して世界が終わるのだ。
僕は家族揃って晩ごはんを食べていた。突然TVのチャンネルが変わり、ニュースになった。しかも臨時ニュースだ。
女性のアナウンサーが慌ただしく言った。
「地球に巨大な隕石がやってきます。あと三日で地球と衝突します」
そのあと日本の防衛省のおじさんが出てきたり、首相が出てきてなにか言ったりした。
僕と家族は晩ごはんを食べている。
「世界はどうなっちゃうのかしら」と母親が言った。
「もう終わりだろうね」と父親が言った。
妹の有紗が僕に向かって言った。
「お兄ちゃん、これからどうするの?」
どうする?
僕は皿に置かれたサンマの塩焼きを食べながら考えた。
「好きな人に告白しようと思う」
「いいアイディアじゃん。いいと思うよ」と有紗は言った。
そして僕たちは晩ごはんを食べおわり、それぞれの時間を過ごすことになった。父親と妹の有紗は居間でTVを見ている。お母さんは洗い物をしている。僕は自室で考えることにしてみた。
自室のベットで横になりながら、世界の終わりについて考えていた。
あと三日で世界が終わるのだ。絶対に渚さんに告白しよう。そしてデートもしよう。時間は足りるかな?
僕は考えることを辞めて眠ることにした。
地球滅亡まであと三日。
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