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お妃は、兼ねてから目をつけていた、隣の小国NAG-OYAの王子にコンタクトを取りました。彼は、利発でイケメンなのですが、コミュ症で二次元の女しか愛せない、イタい子でもありました。
お妃は彼に、
「白雪姫をあげます。あの子寝たままだから、そのまま好きにしていいですよ」
と言い含めて、姫を引き取りに行かせました。
王子がドワーフの家にやって来ると、彼女はお妃が用意したガラスケースの中で横たわって、すやすやと眠っていました。
「何という美しさだ。正に完璧なフィギュアだ。これなら僕でも愛せるかも」
かなりの痛々しさです。
王子はもっと良く見ようと、ケースのフタを開けました。王子が顔を近付けた所で、姫がパッチリと目を開けました。
「まあ、むっちゃイケメンやん」
姫は猛禽類の素早さで王子の顔を捕らえると、吸い付くようなディープキスをしました。お妃は、後催眠暗示として、目覚めた時に見た若い男を好きになるように仕込んではいましたが、ビッチで肉食系の姫には必要なかったようです。年増女のような手練手管で、あっさり童貞王子を手ごめにしてしまいました。
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