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早ニ年。
私は中身は熟女で見かけは可愛い17歳。これはあくまでも同級生の咲ちゃんの為だ。私は魔法を使って彼女と同じ北高に入った。
「咲ちゃん、大学受験はどうなの? 希望は決まった?」
私はハンバーガーをパクつきながら咲ちゃんに聞いた。
「うーん。西北大かな」
咲ちゃんは美味しそうにアップルパイを頬張っている。
「やっぱり、将来は航空会社?」
「うん、そこは変わらない」
変わらないか。取り敢えず聞いてみよう。
「それって、太洋航空?」
「そう。絶対、太洋航空に入りたい。で、英語科がある西北大を目指そうって訳」
太洋航空は絶対ダメ! 私は声を出して言いたかったけど言える分けないし、どうしたらいいの?
*
時は経って、咲ちゃんは西北大に見事に合格し、話は又又ずっとずっと飛んで、何と咲ちゃんは太洋航空に内定したのだった。
私は焦った。こんなに早々と太洋航空入りが決まってしまうとは。このままでは咲ちゃんが不幸になってしまう。どうにかして阻止しなきゃ。
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