異変

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外に出る。 久しぶりの太陽の光がかなり眩しく感じた。 草の臭いが風に乗って鼻に入る。 「さて、どうしたものか」 ダンジョンの外に出たのは良いものの、これから何処を目指すべきか…。 ふと、ダンジョンの入り口を見てみた。 すると、微か(他にとってはかなり)だが瘴気を感じた。 …なるほど。侵入者が来ない理由はコレ(瘴気)か。 瘴気とは、身体に入るだけで毒と言われている魔界などに空気と一緒に混ざっているモノ。 本来なら魔界やレベルが高いダンジョンにしか生まれない筈なんだが…。もしかすると、いつの間にか俺のダンジョンは高レベルのダンジョンになっていたのかもしれない。 とすると、ここの近くに村や町などはあるのだろうか? 以前旅をした事があるので、ある程度見て回ると地理も分かって来ると思う。 俺は周りを探索する事にした。 ーーー 探索を終えた俺はダンジョンに戻って来た。 ある程度だが、ここは『ユーラシア』大陸の様だ。 ユーラシア大陸は人があまり住み着いてない未開の地だ。気候が厳しく、食料もあまりない為人が住み着かない。 瘴気もだが、どうやら人気のない所にダンジョンが生まれてしまったせいで誰も来ない秘境となっていたみたいだ。 そこでダンジョンの入り口を変える事は出来ないのか調べてみたところ、1万ポイントで他の大陸に移せる事が分かった。 今の段階だと迎撃ポイントが貰えず、ダンジョンを強化する事が難しいので早速ダンジョンの入り口を変更する事にした。 一瞬宙に浮いた感覚が襲う。どうやら入り口が変更された様だ。後はこの『瘴気』を抑えないとな…。 瘴気の原因であろう魔物達を入り口から離れておき、様子を見る事にした。 部屋を10個ほどまた作成してみる。 『ダンジョンの階層を増やす事が可能になりました』 『ダンジョン構成を自由にする事が可能になりました』 新たな項目が出来た。俺はダンジョンの階層を1つ作り、ダンジョンの構成を変えていく。 1階にはスライムやゴブリンを配置し、地下2階に他の魔物達を配置する。 こうする事で瘴気をかなり抑える事が出来るだろう。 1階から地下に行く間にはワーナイトを配置する。 初めの頃と比べると全ての魔物が進化している為、早々に突破される事はないと思うが…。
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