異変

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ーーーーーーー 「行方不明?」 ギルド内の酒場で4人の男女が話し合っていた。 「ああ。行方不明の依頼が来て1週間になる。先に向かった2人の手練れの冒険者は未だに帰って来ないそうだ」 「マイクさんとアイシャさんだろ?」 「嘘だろ?マイクさんはレベル30だったはずだろ?」 「アイシャさんもそれくらいだったわね」 「…スライムだらけの森の筈だが…これは匂うな」 「臭う?!屁こいたのバレた!?」 「違う!そっちの臭うじゃない!ってか屁こくなよ!!…っ!ホントにクセェ!!」 「ははは!まあ確かにこの件に関しては慎重になった方がいいかもな」 「上はこの件の難易度を上げてレベル40以上じゃないと受けれない様にしたんだと」 「マジか…」 「俺達が行くしかないよな?リーザ」 リーザと呼ばれた騎士の様な格好をした美人は顎に手を当て考え込む。 「…うむ。私達でその事件を解決せねばなるまいな」 「よっしゃ!それじゃあ明日広場に集合して向かうとするか!」 4人はそう言って酒場を後にした。 その4人の後ろ姿を見ながら他の冒険者達はヒソヒソ話していた。 「あれって魔剣の光の団だよな…?」 「ああ…レベル60以上じゃないと入れないって言われている…」 「リーザさんマジぱねぇ…」 「クラウドさんもアリス様もアインさんもカッコいいわ…」 ーーーーーーー
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