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「まあまあ2人共!続きは宿屋で…」
「「うるさい!!!」」
「ゲバァ!?!?」
喧嘩を止めようとしたリュークは2人に拳で殴られ壁にめり込んでしまった。その破壊力に俺の身体はブルブルと震えて何も言えなくなってしまった。
心配したエリスはリュークの元へと行き回復魔法を掛けていた。その姿にリュークの目がハートになっていた。
「だいたいペルセポネ様はいい加減なんです!早く結婚したらどうなんですか?!」
「メナスも早く良い男でも見つけたら?わ・た・しにはフーリエ様がお似合いよ」
「っ!フーリエ様は私のです!」
キリがないので、2人を宥める事にした俺は魔法の言葉を2人の耳元で囁いた。
すると2人は額から汗を流し勢い良く俺から離れた。
『あんまり騒ぐと…ね?』
威圧を混ぜながら言った為、離れていたリュークとエリスさえ身体を震わせていたのは内緒だ。
ーーーー
宿屋に着いた俺達は早速情報収集することにした。このままギルドに行っても良かったが、俺達が魔の者と見破る連中も居るかもしれない。
そこで街の人にここいらでダンジョンなどはないか聞いて回った。
分かれて情報収集していて、時間になったら宿屋に集合となった。
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