突然変異

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ーーーー ガチャ 扉の音がして、最後に現れたリュークとエリスで全員集合となった。 「もー参っちゃうな〜男の人に囲まれて情報収集どころじゃなかったよ〜」 「ここの街の女共はしつこい…逃げても逃げても追って来る…」 「フーリエ様以外の男に興味無し」 「男なんてフーリエ様以外醜い生き物だわ。消してしまおうかしら?」 「そ、それって俺も醜いと…?」 「ええ。貴方は…まあ辛うじて雑草レベルね」 「うぅ…泣いちゃうからな俺でも」 「ヨシヨシ。リューたんは困ったらエリスが婿さんに貰ってあげるからね〜」 「エ、エリスたん!」 「ごほん。関係ない話は後にしてくれ」 …こいつら全員ダンジョンに戻してやろうかな?と考えたが、これから先何があるか分からないし仕方ないと思い話を進めた。 この街より西に進んだら未だ攻略されていないダンジョンがあると言われていた。 聞き込みの中でようやく見つけた情報だ。ほとんどは俺のダンジョンが有名になっていたが…。 「ダンジョン?それなら森に出来たダンジョンだな!あそこは行かない方がいいぜ兄ちゃん…四天王すら帰ってこれなかったんだからな…」 「森のダンジョンはやめなされ!あそこは魔王が巣食っておる!」 「森の…」 と、幾度となく念押しで止められた。 …俺のダンジョン、撃退ポイントをもう貰えないのでは…? 確かに、入った者は誰一人として帰れないダンジョンだと世間の印象は悪いと思った。 魔物のレベルも低く設定して、宝箱なども配置して程よいダンジョンも設計してみるか…と1人考えていた。 その為には他のダンジョンコアが必要になってくる。 目的地も出来た事だし、明日はそこへ向かうとするか。 …その夜。 1人寝ていた俺の元にメナスが忍び込んで来た。 「フーリエ様…」 「メナス?ど、どうしたんだ?」 「どうして私を抱いてくださらないのですか?」 「どうしてって…特に意味はないぞ」 「私が気に入りませんか…?」 泣きそうな顔で見つめてくるのでこちらもうっとなる。 別にそういう行為が嫌ではない。寧ろ男なら誰もが歓迎するだろう。 しかもこれだけの美人。相手にしないのが勿体無い。 「…前にも言ったよな?あまり男に近づき過ぎるなと」 「フーリエ様以外こんな事しません!私は貴方が…」 そこで俺の理性は崩れた。メナスの衣服を勢い良く外し、手荒にメナスの身体を弄っていく。 幸せそうなメナスに軽く口付けをして、どんどん下の方へ口や手が向かっていく。 甘い声を漏らしながら感じているメナスに再びキスをして、そのまま夜を共にしていった。
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