新たなるダンジョン

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道中現れる魔物達を瞬時に片付けていく2人。後ろから見ていたフーリエは2人の強さを再確認していた。 リュークは魔界の番人でありメナスは堕天使。下級モンスターらが敵う訳もないか、と心の中で微笑する。 罠もどれも大したモノはなく、難なく奥へと進んでいく3人。 扉を守るボス級モンスターも2人の前では無に等しかった。 ーそして最深部。扉の前には『デーモン』が扉を守る様に立ち塞がった。 だがーある程度の知識を持つ魔物は、相手とのレベル差を感じ襲って来ないと言われている。 それは命令などでは縛る事は出来ない。本能が、デーモンの思考に『逃げろ』と警告をしていた。 デーモンは必死に主の為に警告を無視しようとするが、フーリエから流れ出る『威圧』に呆気なく戦意を削がれ戦う意志が無い事を3人に告げた。 「良い判断だ。お前は殺さないでおいてやる」 言葉が通じるか分からなかったがフーリエはデーモンにそう言うと奥に続く扉を開けた。 奥にはガタガタと震える子供?がそこには居た。 ーーーーーーー
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