新たなるダンジョン

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「そしてリュークにエリス!!お前ら最近イチャイチャしてばっかで世の中舐めてるんじゃないのか?足下掬われるぞ!よって別々で行動する様に!」 リュークは拳を握り、エリスはあたふたしていた。 「エンペラーキングにベータ!お前にはここを任せると言ったはずだ。ワガママ言うなら融合しちゃうぞ?」 融合の言葉に青ざめる2人。声が小さくなり2人ともメナスの様にシュンとしてしまった。 …流石に言いすぎたか?いやいや、時には鞭も必要だ。飴ばかりやっていたら甘えていざという時に対処出来なくなるからな! …とはいえ、言った俺も心が痛む。 上手く出来たら皆の意見を汲むと後ろを振り返って伝えると活気が戻りやる気に満ち溢れていた。 「フーリエ様!私は間違っていました!このメナス必ずやフーリエ様のご期待に応えられる様に…」 「ああフーリエ様!何と寛大な配慮…!流石わたしが認めた世界にただ1人の殿方…!」 「流石フーリエ!話が早くて助かるなー頑張ろうなエリス!」 「はい!」 「我輩は感激しました!!主様の為に…」 「頑張るよフーリエ様!オイラもフーリエ様の様に…」 再度煩くなったが、今はこの時を楽しもう。 そして各々各地に散る事となり、ダンジョンを制圧したら俺に伝える事となった。 その為に通信機が必要だ。魔物の中には特殊な電波を出す魔物がおり、そいつを7体創作した。 モフィスという害の無さそうな魔物。 コイツは離れている仲間に通信する事が出来るというスキルを持っていて、通信機にはうってつけだ。これでいつでも気軽に通信出来る様になった。 無駄な通信はしないよう全員に釘を差すとメナスとペルセポネはしょんぼりしていた。
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