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ベータの案内の元やってきた未開の地。そして禁忌として世に知れ渡る目の前の『ダンジョン』を見上げて不安が過る。
そして、微かにだが瘴気も感じ毛が逆立つのを肌で感じた。
両脇にはメナスとペルセポネが俺の腕にしがみつき怖かっているがあえて無視していた。
リュークとエリスは相変わらずイチャイチャしててベータは目を光らせエンペラーキングは何を考えているのやらボーっとしていた。
というかダンジョンを空にして大丈夫だったか?と不安にもなるがそれも杞憂となる。
国は俺のダンジョンを危険と判断し、森はすでに立ち入り禁止。近隣の村や街も今は人1人居ない状況だ。
もし来るとしたらよほどの強者か死にたがりの駆け出し冒険者しか居ないだろう。
念のため、強者が来た場合には俺以外の者を強制転移できるようになっている。
いざとなれば皆をダンジョンに送れるから心配無用だな。
それより…。
ーフーリエは目の前のダンジョンを再び見上げ、中に入る事を決意した。
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