田中美里 一

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「ジャーン!」 愛梨がいつものようにお弁当箱のフタを開ける。中にはご飯と白菜の胡麻和えと綺麗に巻かれた卵焼き、エビフライが入っていた。 「わあ、エビフライだ!おいしそー!」 「背綿をとるのが大変だったよ~」 早速かぶりつくあたしに愛梨は満足げに笑う。 長い髪の一部を編みこみ、ピンでとめた愛梨はいかにも女の子らしい感じの女の子で恋多き乙女だ。
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