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翌日
通学路
雛倉と雨乃で並んで歩く
雨乃「ねぇ、雛倉」
雛倉「何?」
雨乃「昔何で望遠鏡買ったんだっけ?」
雛倉「何でって、アタシが自由研究の題材で星座の事書いてたらもうとっくに自由研究終わらせた筈のアンタが…」
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雨乃「…かえで、私もいっしょに星見たい」
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雛倉「…って」
雨乃「あー、それで小さい望遠鏡買って貰ったんだった…」
雛倉「そうそう、んでアタシが自由研究終わって星に興味がなくなったらアンタも急に辞めてさ」
雨乃「…私はただ単に雛倉と一緒に居る時間が好きだったんだね」
雛倉「だと思うよ~、ちなみに今は一緒に居たいって思う?」
雨乃「…趣味までは合わそうとは思わないけど、こうやって一緒に登下校してるからね…居たいんじゃない?………多分」
雛倉「そか………ところで、凪の後ろ、誰か付いてきてるよ?」
雨乃「ん?」
絵鳩「はっ…!?」
スマホを深く覗き込み顔を隠す
雛倉「いや、隠れきれてないってば絵鳩さん…」
雨乃「あ、おはよー」
絵鳩「お、おはよ@#%!+=!!」
挨拶を返そうした絵鳩だが、途中でドモる
絵鳩「あの…えっと…昨日はどうもです…でした」
雨乃「あのくらい大丈夫だよ」
雛倉「なに、どったの?」
雨乃「昨日インタビュー終わったあと絵鳩さんを図書室まで案内した」
雛倉「図書室?昨日やってなかったでしょ」
雨乃「…知ってたの?」
雛倉「昨日の朝のHRで言ってたでしょ」
絵鳩「え…」
雨乃「聞いてない」
雛倉「人の話はちゃん聞こうね二人共…違うクラスじゃないんだから」
雨乃「雛倉がボイスレコーダー持ってれば良いんだよ」
雛倉「何で休んでもない相手にそこまでせにゃならんのだ」
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