あとがき

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さてさて、文章を書く中で、今回ふたつ意識したことがあります。 ひとつ目は、物語の視点を“(あまね)に固定”すること。『いばら姫』を書いているときに、琴音(ことね)旺佑(おうすけ)など、視点がコロコロと切り替わるのが気になっていたので、「今回は固定で行こう!」ということに。 ふたつ目は、“回想シーンがフェードイン(ときどきカットイン)”すること。『 』で囲まれた台詞の時間軸は過去で、(あまね)の視点で物語が進んでいることを強調(したつもり)。 書き終えてみての感想は…… 「なんで、世奈(せな)くんが(あまね)を好きな理由がわからない」 という致命的な結果に。ホントはね、書いている途中に気づいてたんですよ。でもね、無駄に初志貫徹しちゃったの。 一人称で物語を展開すればよかったのだけど、ナナシがあんまり一人称の文章が好きじゃなくて……。まあ、トライ&エラーということで! ←こういうときだけ前向き。
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