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「それにしても・・・・小さい瑞姫は抱っこもしやすくていいですね」
そう言いながら抱きしめてくる司。
ジタバタと暴れている僕は、イヤイヤ期の子どものよう。
「司なんて大っ嫌い!!」
「私は瑞姫が大好きですよ」
めったに聞けない愛の言葉に少し、動きが止まってしまう。
「・・・つ、司のバカ!なんで・・・・こんなときに言うの?」
普段は言ってくれないくせに!
「こんな時だからこそ言ったんです。瑞姫に嫌われてしまうのは、嫌なので」
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