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「ひなた~」
ある日、翔さんが酔っ払って帰ってきた。
「か、翔さん!?」
酔ってる翔さんは珍しい。
「ひなた~、ひなた~」
足元が少しフラついた状態で、翔さんに名前を連呼される。
「はいはい。どうしましたか?」
「・・・・・」
何も言わずに抱きしめられる。
少しアルコールのにおいがする翔さんは、いつもより力の加減をしていないのか少し痛い。
「翔さん?そ、そろそろ、離してくれませんか?」
「ひなた、大好き」
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